家事を完璧にこなしている人と自分を比べて『なぜ私にはできないのだろう…』と思ったことがありますか?
掃除、洗濯、料理にはじまり『名もなき家事』も含めると、家事はものすごく範囲の広い仕事なので家事の完璧を目指すにはかなりハードルが高くなると思います。
『家事をちゃんとこなしたい!』と思うあまり、その【家事の完璧主義】がストレスを生んでしまうことも…。
例えば
- 家事を完璧にしたいと思うあまり、家事に多くの時間と労力を費やしてしまう
- 家事のせいでストレスが溜まる
- 家事に時間をとられ、余裕がない
と、こんな風に悩みが解決されない上にストレスも抱えてしまうのです。
このような悩みを解決するために【家事に対しての完璧主義を捨てて楽になる】という考え方をおススメします。
家事の完璧主義を捨てられれば、きっと気持ちにも時間にも余裕が生まれるはずです。
この記事では家事を完璧にこなさなくても済む徹底的な省略化や、『やらない家事』を決めて家事にかかる時間を減らす具体策を解説していきます。(今回は記事が長くなるのでお料理は省きます)
目次
家事の完璧主義であり続けるとヤバイかも!?その理由3つ
家事は、やり始めるとキリがなくて、本当に時間がかかる作業です。だから『完璧を目指す』なんてことをしたら最後、家事に多くの時間をとられてしまします。危険です…。
家事を完璧にしたいと思うあまり、家事に時間と労力を費やしてしまう
掃除、洗濯、料理など、家事はものすごく範囲の広い仕事です。
例えば洗濯…
- 裏返しにしたり、白と色物に分けたり、汚れ具合によってはこすり洗いをする
- 洗濯機で洗う
- 洗濯モノの「しわ」を伸ばす
- 洗濯モノを干す(この時も衣類によっては「Tシャツなどの首部分が伸びないように」など干し方を考えながら干す)
- 角ハンガーから外してたたむ
- タンスにしまう
自分が洗濯という家事を片付けている時に何もしなくていい時間は洗濯機が回っている時だけなんですよね。
なかでも外してたたむを「面倒くさい」と感じている方はとても多いです。
(私も同意見です笑)
たった洗濯ひとつとっても、家事の完璧を目指そうとするとこのように時間と労力がとられることがわかります。
家事のせいでストレスが溜まる
先ほどの洗濯の工程を①から⑥まできっちり行う…。
これを毎日完璧に片づけるのは結構なストレスと心の負担になると私は感じます。
確かにキレイにたたんで収納されている衣類を見るのは気持ちがいいです。
でも、疲れている時や時間がない時はその作業をものすごく負担に感じるのでは…??
それなら、気持ちがいいよりも疲れた自分を労わる方が得策に思えます。
家事に時間をとられ、余裕がない
家事は暮らしを快適に過ごすためには欠かせませんが、その家事に時間をとられ余裕がないと感じているようであれば、作業内容を見直した方がいいと思います。
快適に過ごすための家事に生活を振り回されて余裕をなくしてしまうのでは本末転倒です。
『完璧にできないから毎日が心地よく過ごせない…』
のではないのです。
罪悪感と自己嫌悪から自分を解放してあげてください
家事の完璧主義を捨てて楽になるためのマインド3つ
楽をするのは決して悪いことでも自分に甘いことでもありません。
家事の完璧主義を捨てて楽になるためのマインド3つとはどんなものなのか?詳しく説明していきます。
完璧な家事よりも、心地よい暮らしを優先する
まずは、完璧な家事よりも、心地よい暮らしを優先することです。
そのためには誰かと自分を比べないことです。
例えばあなたは「完璧に家事をこなす人」と一緒に暮らしていますか?
親と同居されている方ならお義母さんとか?もしくは旦那さんが完璧とか?
(だとしたらその方にまるっと頼りましょう)
そうでないのであればその誰かはあなたの家にはいないのですから気にする必要はありません。
家事はあちこち抜けているかもしれないけど、毎日おいしいコーヒー飲んでるもん♪
それでいいのです。
いかに心地よい暮らしをしているかどうか?そこに重きを置きましょう。
自分に合った家事のやり方を見つける
次に自分に合った家事のやり方を見つけることです。
- これなら短時間で片付けられる?→トイレ掃除を10分でやりきる。
- この作業は嫌いじゃないかな?→ウロコ汚れ防止に鏡だけはサッと水切りワイパーをかける。
- コレとアレを組み合わせれば効率よさそうかな?→洗い物は食洗機に任せて、ドラマでも見ながら洗濯モノでも干すか。
など何かしら自分に合った家事のやり方は見つかるものです。
そうやって家事のやり方のパターン化ができれば、平日に片付けられる家事がどのくらいの量なのかが把握できるようになってきます。
好きな家事と苦手な家事を把握する
最後は好きな家事と苦手な家事を把握することです。
好きなことって没頭しませんか?
集中して夢中になってやるから、スピードも上達も早いですよね?
それは家事においても同じなのでは?と思います。
好きな家事はサッと片付けられるから、時間に余裕がうまれます。
苦手な家事は最低限でヨシ!とすれば大して時間もとられません。
好きな家事は率先して行い、苦手な家事は誰かにお任せ、そんな考え方もアリだと思います。
苦手な家事を誰かにお任せしたい時は、家事代行サービスの利用も検討してみてはどうでしょう。
利用を悩んでいる方には【家事代行はもったいない/贅沢だ…】の記事を参考にしてみてください↓↓
徹底的な省略化で快適に過ごすためのコツ3つ
家事の完璧主義を捨てて楽になるためのマインド3つは頭に入りましたか?
では更に徹底的な省略化で快適に過ごすためのコツ3つを取り入れて家事の完璧主義をポイっと捨ててしまいましょう。
『完璧な掃除』よりも【こまめな掃除】を!
まずはお掃除ですが、『完璧な掃除』よりも【こまめな掃除】を実践しましょう。
そのためには
- 掃除の頻度を減らす→回数もしくは範囲を減らす
- 部分掃除を習慣化する→汚れた箇所だけ掃除する
このふたつをベースにおいてお掃除をすると、そんなに時間をかけなくてもあるていどの快適な空間はゲットできますよ。
洗濯物・食器はまとめて洗う
次に洗いものです。洗濯物、食器はまとめて洗うようにしましょう。
まとめて洗うことで時間、水、洗剤などの節約にもなります。
また、特に食器は食洗機を利用した方がコスパ、作業効率共に断然お得です。
買ってまではどうもなぁ..と迷っているなら、レンタルでの利用もできます。
一度試してみると実感できるのでいいと思います。
家事用品の収納場所を見直す
最後は家事用品の収納場所を見直すことです。
これは無駄な動きを減らし、作業の効率化にとても役立ちます。
例えばこれをキッチンで考えてみると
食品、調味料、調理器具、それぞれを使う頻度ごとに分けて取りやすい位置に収納する
ということです。
一例として、調味料の場合は
- 日常的に使うもの
- たまに使うもの
- ストック
に分けられます。
- を【自分が作業する場所の近く】の収納場所にしまっておきましょう。
買い物した後、うっかり「ま、とりあえずここでいいか…」と、適当な場所に保管した場合…。このうっかりパターンには要注意です。
「あれ~買っておいたはずなのに…ない!?」とあちこち探す手間が増えたり、見つからず同じものを買ってしまったり、見つけたストックが賞味期限切れだったり、と残念な思いをする可能性大です
家事の完璧主義を捨てるための徹底的な省略化【やらない家事】を決める
【やらない家事】を決める??家事をやらないのでは、快適な暮らしができなくなるのでは?と思うかもしれませんが、心配には及びません。
家事の完璧主義を捨てるための徹底的な省略化【やらない家事】を決めても、あなたにとっての快適な暮らしは保証されます(←…って誰が誰に??)
『ちょっと何言ってんだかわからない!?』と思われるかもしれませんが、これから【やらない家事】を決める方法を説明していきますので、読み進めてみてください。
得意な家事は積極的に、苦手な家事は省略する
まずは、自分にとっての得意な家事と苦手な家事を考えてみます。
全部苦手です…。となると難しいのですが(汗)どちらかといえばそんなに苦手というほどでもないかな?とゆるっと分けることはできると思います。(…まずは分けてみてください)
まずその得意な家事を『コレならすぐ終わる。さ、片付けるか!結構上手なんだからね~手際いいのよ~』と自分で自分を盛り立ててやってみます。
そして終わった後は『やっぱり私ってこの家事得意だから仕上がり完璧じゃない?』と自分を持ち上げてみましょう。
最後に『得意な家事を完璧にやりきった私は苦手な家事を省略してもOK』と自分に言い聞かせます。
これで罪悪感ゼロです。(本当かっっ??)
得意な家事を積極的にやるだけで充分です。苦手を無理に克服するとここでストレス倍増間違いナシです。苦手は深くかかわらずにチャチャっと終わりにしましょう。
10工程が完璧だとしたら、3工程まででヨシとする
わっつ!!3工程って随分と手抜きな感じが…と思うかもしれませんが、むしろ完璧を目指す人には丁度いいくらいです。
完璧主義が捨てられない人ほど、元々の家事基準を厳しめにする傾向が強いかと思います。
3工程だって、家事をしていることには変わりはありません。
ゆるっといきましょう。
完璧よりも効率を重視する
そして何よりも心がけてほしいのは、完璧よりも効率を重視することです。
冒頭で述べた通り家事は、やり始めるとキリがなくて本当に時間がかかる作業です。
そんな家事の完璧目指すなんて、ホントにやめたほうがいいと思います。
どの家事をどの程度片付けるとそこそこ毎日が回っていくのか?
時間がかかりそうな家事は週末まで手を付けないと決めて、平日は『最低限毎日やっておいた方がいい家事だけに限定する』と決めて効率化重視でいきましょう。
掃除・洗濯・食器洗い: 最低限の頻度と時間を決める
最後に掃除・洗濯・食器洗いについて、 最低限の頻度と時間を決めるやり方をご提案します。
参考までに私が実践している方法をお伝えします。
【掃除】
掃除機がけは週に2回(1回30分程度)。床はフローリングとラグを敷いている部分があるので、埃や糸くずなどが目についた時は『コロコロ』をサッと転がすだけ。(これは5分とかかりません)
【洗濯】
こちらは毎日で、平日は1回、週末はお天気と相談しながら3、4回の場合も。時間帯は特に決めずに『洗濯モノの量』で回すか、回さないかを決めています。(洗濯機がスカスカの量で洗濯するのはもったいないと思っているので(ケチ?)少ない時は回しません)夜だったり、朝だったり、その日の都合に合わせて洗濯しています。
【食器洗い】
基本は食洗機を使用。こちらもスカスカでは回しません。
忙しい時は朝、昼、晩のものをまとめて洗うこともあります。(その場合は食器の汚れをサッと水で流してシンクに置いておきます。生ごみになるものはすぐに捨てるので問題ありません)
【補足として】
私の場合は週末(ほぼ日曜日)の午前中に平日にはやらない家事をやろうと決めています。
もちろんこれも予定があるときは省略したり、前日の夜に前倒ししたり、翌日に持ち越したり、と小分けにしてこなすこともあります。
以上が私の家事のパターン化です。こんな感じであなたに合ったパターン化はどんな感じがいいか、考えてみてください。
家事を省略化しても大丈夫な理由3つ
マインドやコツを意識して実践すればもう思い通りの家事スタイルを手にいれたも同然です。
(この言い切り…ハッタリにも聞こえなくないが)
しかし、それでも大丈夫かな?と思われる方には家事を省略化しても大丈夫な理由を読んで是非とも安心してください。
衛生面: 最低限の掃除と洗濯で充分
家事の大きな役割としては、清潔に暮らすためだと思います。
遠い昔「埃じゃ死なない」なんて言っていた独身男性がいました。
多分掃除嫌いの言い訳かな?と思います。
ですが、不衛生な生活が病気の原因になることもあり得ます。また、汚部屋での暮らしは精神によい影響は与えません。心と体はつながっていますから、気持ちから病んでしまうことも十分にあり得ます。
だからといって完璧を目指して家事をするのはまた違う話かな?と。
ピカピカに磨き上げた部屋でなくても、ピシッとアイロンのかかったシャツじゃなくても、衛生面さえ保たれていればそれで充分です。
最低限の掃除と洗濯をしていれば、健康を損なうことはありません。
家族関係: 完璧な家事よりも家族との時間を大切に
家(家庭)は家族が気持ちよくゆったりと過ごせる状態が望ましいと思います。
今日は疲れたな~。ちょっと一息いれよっか…
とソファでくつろぎ始めた夫。
ママ~、今日ね○○ちゃんとね、△△してね…
と話しかけている子ども。
でもあなたは
片付けなきゃ…
と気持ちが家事にしか向いていない。
そんな光景は少し残念に思えます。
磨き上げて整った家よりも、家族みんながほっこりしている状態の方が素敵だと感じます。
今、この時、家族との時間を大切にしてください。
自己肯定感: 完璧主義を手放して自分自身を認める
ここで、自己肯定感を簡単に上げる方法の一例を。
- 手をあげて、もしくはアプリでタクシーを呼びます
- タクシーがあなたのところに到着
- 行き先を告げる
- 希望の場所に到着
これ「全て自分の思う通りにコトが運んだ」結果です。
あの公共の乗り物を呼び寄せて、希望通りの場所まで移動させたのはあなたです。
何が言いたいかというと、【あなたにはそのような能力がある】ということ。
(呆れないでくださいね(汗)結構まじめに言っています)
あなたにもできることは沢山あるのに、人の物差しで完璧を目指そうとするから辛くなるのです。
他人基準の完璧に惑わされないで、自分自身を認めてください
【まとめ】家事の完璧主義を捨ててストレスフリーな生活を送ろう
いかがでしたか?
今回は、家事の完璧主義がもたらす問題と、家事を徹底的に省略化する具体的な方法について解説しました。
あらためて結論をいうと、家事の完璧主義を捨てることで家事に振り回されなくなり、ストレスもかなり軽減されることでしょう。
家事の完璧主義を捨てるための考え方としては
- 完璧にこなしている人と自分を比べない→他人は関係ない、自分のスタイルが大事
- 8割の完成度で満足する→5割だって構いません。要はストレスと感じない割合を!
- やらない家事をつくる→自分にとって大切な時間と余裕が生まれる
家事の完璧主義を捨てることで、気持ちにも余裕が生まれててくるはずです。
家事の効率化には、時間と慣れが必要です。マイペースで楽しく取り組んでいきましょう♪