子育てのために育児休暇を取ったはずの夫。
しかし、毎日の夫の過ごし方に『その育児休暇、ただの長期休暇としか思えない…』と不満を抱える妻は多いようです。
- ただ単に仕事を休みたかっただけなのでは?
- イクメンに見られたかったの?
- 育休じゃなくて、それ長期休暇だよね?
と、かえって世話をする子どもが一人増えたみたいで、全くといっていいほど育休とは思えない状態に『育休なんて取ってほしくなかった(泣)』と悩んでいるママたちのネットへの書き込みも多く見られます。
もう育休が終わるまであきらめるしかないのでしょうか?
しかし、まだ育休は始まったばかりでこれから先もまだ続く…。
それなら、あきらめる前に家事・育児を夫にも【自分事】として捉えてもらうために、文句を言う代わりにあと一押しの行動を起こしてみませんか。
100歩譲っての『もしかしたら…?』なのですが、夫の中にも育休を取ったものの、初めての育児や慣れない家事に戸惑いを感じていて、どう動くのがいいのかわからない新米パパもいるのかもしれません。(それ絶対にない!という怒りの声も聞こえてきそうな気もしますが…汗)
せっかく取った育休をムダな長期休暇で終わらせてはなりません!
この記事では育児・家事に非協力的な(かもしれない??)夫に改善策を提示して、結果的に夫婦円満へのゴールを目指せるように具体的なアドバイスをお伝えしていきます。
目次
【男の育休いらない】と妻が思う理由
夫婦で協力して家事・育児をするために取ったはずの育休。
しかし、実際のところ「男の育休いらない、意味がない」と思う妻も多いようです。
では、男の育休をいらないと妻が思う理由とは、どんなものなのでしょうか。
好きなように過ごしている
- 『まるで遊びほうけている学生か!?』というくらいに好き勝手なようすの夫。
- 遅くまでダラダラとゲームをしている日の翌朝の起床はもちろん当たり前のように遅くなる。
- 家に居ることで時間の融通はきくだろう、という思いからなのか?いつでも手伝えるのだから、いつ寝て、いつ起きても構わないだろうという時間にルーズな過ごし方をしているような気がしてならない。
夜中の授乳の時に一瞬抱っこしてくれたけど、後はスマホをチラチラ見て夜中の自由時間を満喫しています
24時間ガッツリと家事・育児に向き合ってくれ!と言っているわけではないのに、こんな好き勝手な過ごし方をされるようでは怒りを通り越してあきれて何も言いたくなくなります…。
(怒るのも疲れますからね…泣)
家事・育児に非協力的
家事・育児に非協力的と感じられる夫の態度
- 自発的に動こうとしない(基本指示待ち)
- 面倒くさがって、自分からは何もしない
- やること(ミルクの作り方など)を覚えようとしない
妻はそんな態度に苛立ちを感じています。
何をどうしていいのかわからないのであれば、聞けばいいだけの話ですよね。
(仕事でわからないような時はどうしているのか…?とふと考えてしまいます)
動くも聞くもしないのは、家事・育児を放棄していると見られても仕方ないと感じますが、『自発的』が苦手な夫は多いという証拠なの…かな?
結局育休という名の長期休暇をとっただけ
仕事を休んで家事・育児をするという目的のために取得した育休なのに、結果的に育休という名の長期休暇を満喫しているとしか思えない夫の生活態度。
この育休は普段仕事で頑張っている自分へのご褒美!?とでもいわんばかりの夫の行動に、そんな大義名分のために育休はあるんじゃない!!と声を大にして言ってやりたいとブチ切れ寸前の妻たちの叫び声が、今聞こえたような…。
夫の育休で感じる妻のストレスと体調不良
夫ばかりが楽しい長期休暇のような育休を過ごしていると感じている妻。そんな生活の中で、妻はストレスと体調不良に悩まされているという悲しい現実が…。
慣れない育児で疲れているのにサポートしてもらえないのは、心もからだもとても辛いと感じてしまいます。
睡眠不足が続いている
特に新生児の頃は、3時間置きの授乳やおむつ替えでこま切れの睡眠しかとれません。
また、新生児でなくても飲み(食)が細かったり、ゲップと一緒にミルクを吐いてしまい、すぐにお腹を空かせて泣き出す赤ちゃんもいます。
それに夜泣きがやまず寝かしつけているこちらが先に寝落ちしてしまうほど、常に睡眠不足が続くことも『子育てあるある』のひとつです。
部屋が散らかり放題で落ち着かない
子どもの世話に時間を取られて、部屋の掃除までは手が回らない家庭もあるでしょう。
赤ちゃんが一人ではなく
- 双子の場合
- 年子の場合
- 他に未就学の兄姉がいる
となると、部屋の散らかりも仕方のないことかと…。
睡眠不足で気力、体力ともに落ちた状態では、たとえ部屋が散らかり放題で落ち着かなくても我慢して過ごすしかない時もあると思います。
でも…気になるんですよね。でも、片付けられない。そして、疲れ倍増という負のスパイラルに…。(ああ、夫よ、どうか部屋の散らかりを見て、落ち着かないと感じてくれ~泣)
常に疲れている
赤ちゃんの生活リズムがある程度決まるまでは、なかなか予定通りにはいかないことも多く、またある程度の生活リズムが出来上がったとしても、そう毎日が順調に運ぶわけでもありません。
睡眠不足、否応なしにでき上がってしまう不規則な生活、落ち着かないほどの部屋の散らかり…。そのような状況では常に疲れてしまうのも当たり前ですよね。
夫が家事・育児に非協力的な原因は…??
では、疲れ果てている妻を目の前にして夫は何を思うのでしょうか?
(見て見ぬふりの夫でないことを強く祈りたい…)
ここでは【やらない】だけに限定せずにもしかしたら【できないのかもしれない?】という視点を持ってみた上で、なぜ夫が家事・育児に非協力的なのか原因を考えてみます。
夫の育休に対する認識の違い
そもそもの考え方が【あくまでも自分(父親)はサブでメインは母親】という構図が夫の頭の中にあるのかもしれません。
産んだのは母親(妻)だし、何だかんだ言ったって子供の事一番わかるでしょ?
という認識(何とも自分に都合のいいように聞こえてしまいますが)だと、育休での自分の役割は軽いお手伝い的なものでいいだろう、と捉えているパターンもあるかも?です。
もしくは
産後の妻はホルモンバランスが乱れることもあるらしい…
(地雷を踏まないように:小声)
と妻に気遣って出しゃばるのはよくないな、と控えめに待機してお声が掛かるのを待っている夫もいるかも!?(夫たちよ、遠慮は無用。但しウザくない程度によろしく頼む)
育児への不安や自信のなさ
育児への不安や自信のなさを感じるのはズバリ!未経験だからだと思います。
でもそれは妻だって同じですよね。
しかし、母親は『生まれ持っての母性があるから』とか『俺は産んでないから(当然じゃ笑)』とか何とか、自分の方の不安や自信のなさが妻より大きいんだぞ!と謎の自信を持っていそうです。(でもそれを知られるのはメンツが許さない笑)
育児に限らず、やはり経験のないことに対してほとんどの人間は不安や自信のなさを感じてしまうのでは?と思います。
積極的に関わりたいけど、おむつ替えて、ミルクあげて、え?ゲップのトントンって、なんかやること多すぎじゃないか…!?
こんな小さい生き物…首グニャグニャじゃないか!?怖っ…。しかも、なんで泣き止まない?どうすればいいんだよ~。コッチが泣きたい…。
わが子はもちろんかわいいけど…どう関わったら正解なのか?と難しく考えてしまい、かえって自分で不安を増殖して、自信を無くしてしまっているのかもしれません。
妻への甘え
男の育休をフル活用できていないパターンの中に
- 育児・家事が大変だとわかり、なるべく自分をやらない方向にもっていこうとする
- 自分がそんなに頑張れることはそんなになさそう
- 妻の方が自分より上手だから
そんな都合のいい言い訳をして、妻に甘えてしまっている夫もいそうです。
そんな自己都合をならべて育休をサボろうとする夫に、甘える余地などないことを自覚するべきだと、私なんぞは強く思いますね。
『はっ!?意味わからん??(甘えさせるもんか!)』と一喝したい気分…。
基本の改善策→夫婦間でコミュニケーションを取ろう!
さて、男の育休いらない、取るだけ育休はムダ、と切り捨てたとしても、妻の不満は解決するどころか、子どもの成長と共に日に日に大きくなっていくというのが現実では?
そこであきらめる前に(怒りを鎮めて、ハイ、深呼吸~、ふぅ~…)
いま一度、夫婦間のコミュニケーションはちゃんと取れているのか?を考えてみましょう。
ムカつく夫にも見直せるところはあるかも?(ここは、仏の心で…)
ケンカするのは簡単です。でも効果的なコミュニケーション方法を見つけられたら、あなたの夫に対する気持ちも穏やかに変化していくかもしれませんよ。
自分の気持ちや要望を伝える
自分の思いや悩みをわかってほしいのなら、自分の気持ちや要望を口に出して相手に伝えないとあなたの気持ちは夫には伝わりません。
夫があなたを見て『何となくイライラしているかも?』と思っても、その理由までは具体的にはわかりませんし、特に男性は『察する』ということが苦手なのです。
まずはわかりやすく、具体的に困っていること、こうしてほしい、など自分の気持ちや要望を(なるべく冷静に)夫に伝えましょう。
夫があなたの気持ちに気がつかなかったのか、知っていても見て見ぬふりをしていたのか、夫の心理を詮索して不満を抱えながら夫に気持ちをぶつけるのはやめた方がいいです。
一番の目的はあなたの気持ちや要望が夫に伝わったかどうか?です。家事・育児に協力的でない夫を責めるだけでは解決にまではたどり着けずに終わってしまう場合がほとんどでしょう。
そして、夫にはただ文句を言われたという事実が残るだけです。
またあなただけではなく、小さな家族が増えて今までの生活とはガラッと違う暮らしの中では、夫も平気なそぶりを見せながらも心の中では余裕をなくしているのかもしれません。
自分の気持ちや要望を伝えることで夫の気持ちや思いも見えてくるかもしれません。
相手に完璧を求めない
家事・育児に対して未経験(もしくは未経験レベル)の夫。
その夫に対して完璧を求めるのはハードルが高すぎる、と心に留めておいた方がいいと思います。
こちらのお願いした通りにできなかった、言ったことが上手く伝わっていなかったとしても、決して責めるのではなくそこまでできたことに対して共感を示してあげましょう。(子どもかよ!と疲れる場合もあるかもしれませんが…笑)
できなかったことではなく、できたことに目を向ける、ですね。
不器用なりにも向き合ってくれている、その姿勢を認めてあげましょう。
相手に完璧を求めずに、できたことが相手にとって果たせる役割だった思えば余計な腹もたてずに済むかもしれません。
感謝の気持ちを伝え合う
育休中だからこそ、夫婦で共有できることはたくさんあるでしょう。
赤ちゃんの成長を共に見れたり、家事がどのくらい大変なのかをわかってもらえたり、家族で同じ空間で共に過ごす心地よさを感じたり、と。
そんな時間を過ごせるのは、もしかしたら育休中だけだったりして…!?
また仕事に戻れば忙しく追われた日々がスタートします。
この育休中の期間をエンジョイできるのはお互いの協力あってこそですから、ホンの小さなことでもいいのでお互いに感謝の気持ちを伝え合い、たくさんの幸せを日々感じて過ごしてほしいと思います。
育休を楽しく過ごすためのアイデア
家族が増えると生活スタイルも今までとは変わり、赤ちゃん中心の生活になると思います。
どんなにかわいい存在でも、赤ちゃんのお世話に大変はつきものです。気が付くと赤ちゃんを優先してばかりで自分たちが後回しになり、くたびれて余裕がなくなってしまう時もあるかもしれません。
そんな時には、育休を楽しく過ごすためのアイデアを取り入れて息抜きしてください。
リラックスできる時間をつくる
あなたにとっての一番のリラックス方法はなんでしょうか?
- とにかく眠る
- からだを動かす
- 近所のスーパー銭湯で大きな湯舟に浸かる
など【これをしているときが楽~休まる~】そう思えるリラックスできる時間をつくりましょう。
罪悪感を持たずに家事を手放す
育休中はお家で過ごす時間が多くなりますから、育児と同じくらいに家事に時間をとられると感じることも少なくないかもしれません。
掃除、洗濯、食事作り、後片付け…。
赤ちゃんがいることで今まで以上に衛生面が気になり、掃除をまめにしたいけれどそれができない時もあると思います。
そんな時は罪悪感を持たずに家事を手放してしまいましょう。
育児はともかくとして、家事ならあなたや夫以外の人でも代わりにできますよね。
他人が家に入ることに抵抗を感じる(特に夫)場合もあるかもしれませんが、一度頼んでみてその便利さを実感できれば、当初の抵抗感も薄れるかも?と思います。
夫婦でも片付けまでは手が回らない(泣)そんな時には家事代行に頼んでサクっと片付けてもらいましょう。
家事代行を利用したことがない方は【家事代行・・・最高すぎ】の記事を参考にしてみてください。
外出する機会をつくる
外出する機会をつくるのも気分転換のためにはいい方法です。
- 近所のお散歩
- 車で移動して少し離れた公園へ
- 気になっていたけどなかなか行けなかったオシャレなカフェに
と、ちょっとした隙間時間でも半日くらいでもいいので、自分にご褒美をあげる感覚で外出する機会をつくってみてください。
『そんなに疲れていないし、大丈夫』と思っていても、育休中は決まった空間(自宅だけ)で過ごすことがほとんどで、わりと閉じこもった生活になってしまいがちです。
気が進まないのに無理して外出する必要はありませんが、外気に触れるだけでもスッキリしたり、思った以上に楽しい時間が過ごせた、とリフレッシュできて心がウキウキ♪となれば、また明日からの育児にも気合!?が入りそうな気がします。
まとめ【男の育休】を取って夫婦円満を勝ち取るために
いかがでしたか?
男の育休をただの長期休暇にさせないために、ルーズな毎日を過ごしている夫には、育児・家事に非協力的であることを自覚してもらう必要があります。
まずは夫婦間の効果的なコミュニケーションをとることから始めてみましょう。
そして具体的な改善策を提示して、話し合い、育休の過ごし方を共に考えていくことが大切です。
とは言え、思うようにいかないこともあるかもしれません。
しかし、夫は家事・育児の未経験者です(初めての子育てならあなたも同じですよね?)
それなら思う通りにいかないことを前提として、互いにゆるめ合うのもひとつの方法かな?と思います。
互いに完璧を求めず、できたことに目を向ける。赤ちゃんと一緒に夫婦も親として成長していく。そして『今日は疲れたなぁ…』と思ったら赤ちゃんを眺めてみてください。
何をするでもないのに、赤ちゃんの存在そのもに癒されるはずです。
癒しの存在であったはずの赤ちゃんは、あっという間に生意気な悪魔へと変身する存在でもあるのです。(体験談です笑)大変さに気を取られて、どうか可愛さを見逃しませんように。(老婆心からの一言…)
この育休の困難を乗り越えて、夫婦円満を勝ち取りましょう!応援しています。