まず先に片付けてから掃除をする?
それとも掃除をしてから片付けをする?
お掃除が大好きでじっくり時間をかけてやりたいならどちらが先でもよさそうですが、なるべくサッと要領よくキレイに済ませたいですよね。
- そもそも掃除に順番ってあるの?
- 整理整頓、同じじゃないの?
- 捨てるものと取っておくものの判断のコツは?
- どこから手を付けるのが効果的?
のような「ちょっとした疑問」をブログ記事にまとめました。
結論からいうと「片付けをしてから掃除する」それが最も効率がよいと思います。
家事代行の仕事をしていますが、たまに言われることがあります。
「片付けたいとは思うのですが、どこから手を付けていいかやり方がわからないんです」
「お掃除があまり得意じゃなくて(というか好きじゃないのよ、と小声で)」
そういうご依頼者様のお部屋は平均してモノが多いです。
この記事ではそんなお悩みを解決して、お掃除の順番とコツをつかんでキレイなお部屋をキープする方法をご紹介します。
目次
【前提】片付け、掃除、清掃は何が違うのか?
片付け→モノをどかす
掃除→空間(その場所)をきれいにする
清掃→汚れ(その箇所)を落とす
あえて掃除と清掃を区切りましたが、「はっきりとした境界線がある」わけではありません。(キレイにする、といったところでは共通していますからね)
同じといえば同じ(どっちなんだ??)被る部分はありますが、掃除の先に清掃があると考えれば少しはわかりやすいかも知れません。
例えば部屋全体に掃除機をかける(掃除)そこで床に汚れを見つけて拭き掃除をする(清掃)といった具合です。
そして、この順番で進んでいくとキレイなお部屋をキープできる!ということです。
片付けと掃除はどちらが先?正解は?
効率よく進めるには「片付けをしてから掃除する」ですね。
理由は
などですね。
モノがごちゃごちゃしているようでは掃除がしにくいし、間違って大事なものを掃除機で吸ってしまう悲劇も防げます。(掃除機内には残りますから、取れるといえば取れますが…。ゴミだらけになったものを触るのは…できればしたくないですよね?)
正解は順番を決めて進めること
整理整頓、掃除はまじめにやると結構体力使います。
なので、順番を決めて取りかかると余計な時間もかからずに途中で投げ出したくなることもなくなります。
しかし、これも「慣れ」が必要です。
何事もそうだと思いますが、繰り返しやることで要領も良くなりそれに伴いスピードもついてきます。
コツは「無心」になること。
ただひたすら目の前のことに向き合う。
集中、集中、モクモクと、です。
順番は「上から下」、「奥から手前」
モノの移動、お掃除ともに上から下、奥から手前の動作を基本とします。
これによりムダな動きをなくし、作業が効率よく進められます。
整理と整頓は別モノとして考える
「整理整頓」は言葉として、ひとつにとまとめられることもありますが、それぞれ別の意味をもっています。
整理とは→いらないモノを捨てること
整頓とは→種類、用途別にまとめる
「整理は捨てる。整頓はまとめる、ね。じゃあ、使わないモノを捨てて、残ったモノを並べればいいか…」
と考えました?
半分正解、半分惜しい、です。
ただ見た目を良く並べるのは「陳列」です。
整頓は同じ種類、使うもの別に分けるなど「使うことを前提とした片付け」です。
陳列は「観賞用」と覚えておくといいかもしれませんね。(好きなモノをキレイに飾って愛でる~というカンジ??)
自宅のキッチン台、それほどモノを置いてはいませんでしたがさらに片付けたことで空間が広がり、思いのほか見た目がスッキリして、気分があがりましたよ。
仕分けのコツはある?
さて、整理整頓の意味がわかったところで、必要なもの、そうでないもの仕分けをします。
しかし、そうはいっても「どれから手をつけていいかわからない」と困ることもありますよね。
コツは【まず先に取っておくもの】を決める
- 普段つかっているもの
- 宝物レベルのもの
次に【残ったもの】をどうするか?
処分する(文字にするとバッサリ感がありますね…)
捨てることに罪悪感を感じるのであれば、リサイクルやメルカリを利用しましょう。
ただ、今手放すことができないのならば、無理に捨てることはしなくて大丈夫です。
「保留ボックス」を用意して一旦そこ保管します。
その際に「保管日」の記入をしておきましょう。
引っ越しや大掃除、もしくはカレンダーに印をつけるなど、必ず「目にする日」を作っておきます。
そしてあらためて保留ボックスの中身を確認して「やっぱり使いそうにないな」となってからさよならしてもいいかもしれません。
掃除道具はそんなに必要ない
個人的には掃除道具、洗剤をたくさん揃える必要はないと思っています。
お掃除が好きな方?それとも道具や洗剤をたくさん揃えればキレイになるはず!といわんばかりにホームセンター並みに用具や洗剤を揃える人もいます。
(もしかして、ダイエット器具のように買ったことで「半分ダイエット成功!?」と思っている人と同じ感覚??)
ですが、それらを保管する場所だって必要なわけで、そこでまた「整理整頓」が必要になってきます。安いからと大量に買っても収納場所を占領して、他のものがしまえないのでは元も子もありません。
ストックはほどほどに、を心がけましょう。
私がお掃除で使う道具、洗剤
主に使用済みの浴用タオル、竹串、歯ブラシ。
普段のお掃除はこれで済みます。(ただ、窓や鏡なのどガラス面を乾拭きする時は柔らかめのタオルを使いましょう。固いタオルで乾拭きするとキズがつくことがあるので要注意です)
洗剤も特別なものではなく、近所のドラッグストアで買えるもの。
ひとつ「万能洗剤」としてオススメなのが「水の激落ちくん」です。
アルカリ電解水といって水を独自の方法で電気分解したものです。(水は電気を通すことによって分解され酸性とアルカリ性に分かれます。そのアルカり性側の水を取り出したものです。)
環境にやさしい上にまさに名前の通りの激落ちぶり。(水であって水じゃない??不思議~と思わずにはいられない代物です)また、重曹水のように白残りしないので二度拭きも必要なしの優れものです。
まだ使ったことのない方は試してみてください。本当によく落ちます(考えた人天才↑↑)
汚部屋にしないコツを守れば「片付けと掃除はどちらが先でもOK」になる
せっかく頑張って整理整頓してきれいにお掃除したのにあっていう間にこの有様(泣)とならないようになるべくキレイを保ちながら生活したいですよね?
そのために「毎日5分だけ掃除」を習慣にしてみましょう。
あ、面倒…だと思いました?いいんです。思っても(笑)
でも、たったの5分ですよ。
(本当は15分といいたいところですが…。もちろん、15分できる方はやってみてください。効果が実感できるはずです)
ポイントは「目につくところ」をメインに、です。
- 水ハネをサッと拭く
- カーペットやマットに落ちている髪の毛、糸くずをコロコロする
- 蛇口や鏡のくもりを要らなくなったタオルハンカチで拭く
洗面台の角に小さなブラシを置いておけば、ちょっとした汚れならこすって水を流せばキレイになります。
使わなくなったハンカチも目に見えるところに置いておけば、水ハネ、汚れ取りをふき取って、そのまま捨てれば楽チンです。
「ついで掃除」です。
これなら5分、あっという間です。
欲をかかずに5分だけ。
ハードルを低く設定してキレイなお部屋を保つ習慣を身につける、このようにして汚部屋にしないコツを守れば、お悩みもクリアできそうな気がしてきませんか?
しかしながら「それができれば苦労しないし(泣)」という声も聞こえてきそうです…。(まあ、だから家事代行を利用するのですよね)
でも、そう度々誰かに来てもらうのも費用がかかるし、そのための予定も組まないといけません。それなら、ある程度自分でキレイな状態をキープした方が余計な出費もなくなりますよね?
その上で必要な時に家事代行を利用すればいいと思います。
その時の心の状態が部屋に表れる
それでもやる気が起きない疲れてそれどころじゃないという方はまずはしっかり休息をとる必要があります。
「別に病院行くほどでもないし」という方でも、お部屋をぐるっと見回してみてください。
疲れていて、部屋の掃除ができない
↓
部屋が汚れているから疲れがとれない
悪循環です。
「部屋の乱れは心の乱れ」とは昔からいわれていることです。
ですから、掃除ができなくなる、したくない気持ちになる前にお部屋の環境を整える生活を送りましょう。
まとめ
今回は、【片付けと掃除はどちらを先にした方がいいいか】について解説をしました。
要点をまとめると
- 掃除より片付けを先にすると作業がはかどる
- 整理と整頓は別。片付けの意味を理解する
- 捨てるもの、取っておくもの、の仕分けの役割は大きい
- 掃除道具はそんなに要らない
- 汚れをためないコツは毎日の5分掃除
- 心の内側にも目を向ける
ということですが、参考になりましたか?
かつての職場で、よく「掃除が好きだよね」と言われることがあり、その度に「汚い状態が嫌いだから」といっていたこと思い出しました。
それが今、家事代行の仕事をしていることを思うと「やっぱり私は掃除が好きなのかな?」と思います。
かつて、時間に追われていた頃は部屋の掃除も思う通りにできず疲れもたまり、気持ちも落ち着きませんでした。
しかし今ではゆっくりと過ごせる時間が増えたので、気持ちにも余裕が生まれてきました。
そして、片付いた部屋でのむお茶は心なしかいつもよりおいしく感じられます。
整理、整頓、5分掃除、
無理のない範囲で実践して、快適な毎日を過ごしましょう。
どかすモノがないから掃除機がかけやすい
動きやすくなるから作業がしやすい