【ストレスフルな生活から抜け出そう!】モノとの上手な付き合い方とは…?

現代社会において、何かとストレスフルな生活を送っている方は結構多そう…。

その要因のひとつとして「モノ」や「所有」に対する執着が挙げられています。

モノが多い生活は一見すると豊かで充実しているように思われるかもしれませんが、実際には精神的な負担やストレスを引き起こす要因になることがあります。

例えば、自分に自信がないとモノの所有で安心感を得ようとする傾向が見られたり…。

しかし、モノに囲まれた生活を送ったところで心の空白は埋められないのです。

ではモノを減らせばストレスフルな生活から抜け出せるのでしょうか?

そこで少しでもストレスフルな生活から抜け出したい人のために『ミニマリズムを取り入れる』という方法があります。

ミニマリズムとは自分にとって本当に価値のある、必要なモノだけを所有するという考え方です。

まずは、所有欲と自信の関係、なぜモノが多すぎるとストレスになるのかを知り、自分にとって適度なモノの量がわかれば、ストレスフルな生活から抜け出せるヒントが得られるかもしれません。

この記事では必要以上にモノを増やさないための考え方や人間関係と所有の感覚について解説していきます。

所有欲と自信の関係

たくさんのモノに囲まれていると安心する。

自分はこういった高価なものを所有できるステータスの人間だ。

など、所有物は【自分を満たすための価値あるもの】だと考えている人もいます。

その一方でモノの所有に興味や価値を覚えない人もいます。

この違いには所有欲と自信の関係がありそうです。

自己肯定感の低下とモノの所有

多くのモノを所有する理由として、自己肯定感の低下があげられます。

それは本人が意識もしくは無意識に関わらず自分に自信がないため、所有するモノによって他人と自分を比較したり、評価を求める傾向があります。モノに囲まれた生活で安心を得たい、不安を解消したい、という心理が働いているのです。

しかしこのような考え方では、次第にモノに依存しがちになり、それが逆に自己評価を低下させる悪循環に陥ります。

モノではなく時間や経験に価値を見いだせるようになると、所有に執着せず自分自身の成長や知識、経験による満足感を得られるようになってきます。

みのり

モノより思い出というフレーズ、聞いたことはありませんか?

所有することで自信を得る心理

しかしながら、モノを所有することで自信を得る心理があるのも事実です。

憧れていた、ずっと手に入れたいと思っていたものを自分が持てるようになった!と手に入れられた自分を誇らしく思える場合もあります。

そんな思いで手に入れたモノには愛着が沸き、自分に自信さえ感じることもあるかもしれません。それはそれで否定されることではないと思いますし、宝ものとして大事にするといいと思います。

しかし、あれもこれも『自分にとっては特別なモノだから』と理由をつけて、次から次へとモノを増やしていくのはまた違った話のように思えます。

それではただ単に所有欲の強さを自分の都合のいいように捉えているのでは?と感じてしまいます。

結局のところ、モノが多い環境になりかえってストレスを感じるようになるのでは…?。部屋の乱雑さによって心の整理も難しくなり、自信を持つどころか逆に気持ちが不安定になってしまうのでは元も子もありません。

モノが多いとストレスになる理由

自分を安心させる、自信を持たせるために増えていったたくさんのモノ。

そのモノがリラックスではなく、ストレスを与える原因があるとは考えたくないと思います。

しかし、モノが多いとストレスになる理由というのは確かにあるそうです。

心身に与える影響

モノが多いと、その存在が心身に大きな影響を与えるというデメリットがあります。

まず持ち物が多いと単純に管理する手間や時間が増えてしまいます

モノが多すぎる分、収納スペースも確保しなければならないし、必要なものを取り出したいのにどこにしまってあるのかがわからず、余計な時間が取られる、そんなパターンも少なくないでしょう。

また、モノで物理的なスペースが占有され自由に動き回ることができず、身体的な窮屈さを感じるパターンも…。このような環境では、整理整頓や掃除が十分に行えず、結果として生活が乱れやすくなります。

さらに、モノが多いと視覚的なストレスも増加します。

例えば乱雑な部屋にいると、脳はそこにある多くの情報処理をしなければならず、無意識のうちに疲れてしまうことが多いです。この状態が続くと何となく落ち着かなくなり、ストレスが溜まりやすくなってしまうのです。

モノが少ないスペースで過ごす状態に何か良い変化はあるのでしょうか?

下記の記事を参考にしてみてください↓↓

自己肯定感の低下

また、モノが多いと自己肯定感の低下にもつながりやすくなります。

自分に自信がない人はモノの所有により他人からの評価を求めがちです。

しかし、それは一時的な安心感に過ぎず、本質的な自己肯定感の向上にはつながりません。他人と比較して「自分はこんなに多くのものを持っている」と、一瞬の満足感を得たとしてもそれが持続することは難しいです。

このような考え方は他人の評価に依存しているため、自己肯定感はなかなか上がらないと思います。

本当に自信を持つためにはモノに頼るのではなく、自分自身の価値や能力を見つめ直し、他人との比較ではなく自身の成長に目を向けてみる、そういった姿勢が大切だと思います。

ミニマリズムという考え方

モノの所有に頼らず自己肯定感を高めるためにはミニマリズムという考え方が一つの解決策になると思います。

モノの所有を減らすことで自分に自信がつき、行動力が増していく、そのような効果が期待できそうなミニマリズムという考え方は、とても興味深く感じられます。

最終的に、物に依存せずに自分自身に価値を見出せるようになれば、自然と自己肯定感も高まっていくような気が…。

モノを減らすことで得られる自由

多くのモノを所有することは(たくさんのモノが持てるということから)一見豊かそうに思えますが、実際には物理的なスペースがモノで占められ、心理的な圧迫感を持つことが多いと言われています。

そこでミニマリズムという考え方がその圧迫感を取り除いてくれるために力を発揮してくれるのです。

ミニマリズムは、必要最低限の物だけを持つことを重視し、余計な物を減らすことで得られる自由と心の軽さを追求するものです。

物を減らすことで、モノに対する執着心が薄まり、日常生活でのストレスも軽減されます。

みのり

物が少ない空間は視覚的にもスッキリしていているので心も軽くなります。また、物を整理することで自分の本当に必要なモノを見つけられ、気持ちの整理にもつながります。

ミニマリズムとしての生活

ではミニマリズムとしての生活には、具体的にどのようなメリットが感じられるのでしょうか?

自分にとって本当に価値のある物だけを所有する。

物を減らすことでモノの管理から解放されて、他の興味があることに時間を使えるようになります。例えば自分へのご褒美や誕生日プレゼントとして、旅行や何かを体験することを選んでみるとわかりやすいかもしれません。

そういったことを繰り返すうちに時間や経験に価値を見出すことが習慣となり、無駄な物が増える心配もなくなるのではないでしょうか。

物質的な所有よりも、自分に備わった経験や知識に価値があると気づく方もいるようです。

掃除や家事が格段に楽になる。

必要最低限のモノしか持たないため、掃除にかかる手間や時間が大幅に削減されます。特にこなさなければいけない家事の多さに悩みを抱えている方には朗報だと…(笑)

例えば、家族全員がモノに執着せず必要なものだけ所有する生活をすると、家全体が整頓され、掃除が短時間で済みます

いまひとつ掃除や整理整頓が苦手だと感じている方は下記の記事が参考になるかもしれません↓↓

不要な物を買わないことで、無駄遣いが減る。

物にかかる費用を抑えられるので、その分を体験や学びなどに投資できます。

自分自身のスキルアップに費やし、収入がアップすればこれほど喜ばしいことはないのでは…?

このように、ミニマリズムの考え方を生活に取り入れると、所有欲が抑えられ他人との比較による精神的負担を減らせるようになり、心地よい環境で過ごせる生活へとシフトしていけるようになっていけるのでは?

所有欲から解き放たれた暮らしの中で、『自然と自分に自信が持てるようになった』という心の変化があらわれるかもしれません。

そして自然と『モノを持ちすぎずに豊かに暮らしていく』という考え方にシフトできるのではないか?と思います。

ものは試しに実際に行動してみることをおススメします。

本当に大切なものを見つけるステップ

ミニマリストの考え方を取り入れようと思い始めた方へ、本当に大切なものを見つけるステップとして断捨離を行う際に心掛けた方がいい方法をご紹介したいと思います。

このステップがあなたの背中をポンっと押してくれることを願いつつ…。

断捨離の効果的な方法

断捨離は、不要なモノを手放すこと。それは生活の質を向上させる方法でもあるのです。

しかし、ただ物を捨てるだけではなく断捨離には深い意味があります。

断捨離は自分にとって本当に必要なものを見つけ出すための見直し作業です。

どれが自分にとって価値があるものなのかを判断するこの過程が、自分にとって何が重要かを再確認するチャンスにもなります。

効果的な断捨離の方法として、

カテゴリーごとに物の整理をする。

例えば、衣類、本、書類、雑貨といった具合に分けて、それぞれのカテゴリーごとに「使っているか」「自分にとって価値があるか」を基準にして見直します。

みのり

一度に全部処理しようとせず、毎日少しずつ取り組むことが持続可能な断捨離の秘訣です。モノが減ることで心の余裕が生まれ、より自分自身に自信を持つことができるようになります。

感謝の気持ちを持つ

断捨離を進める中でもう一つ大切なのは、感謝の気持ちを持つことです。

捨てる物に対しても一度感謝の気持ちを持ち、その物が今までの自分の生活にどんな風に役割を果たしてくれのかを考えることが大切です。

モノをただ単に「不要なもの」として処分するのではなく、過去の自分にとっては必要だった存在として認識してさよならする。何となく人間関係とも通ずるような気がします。

さらに自分の所有欲と向き合うことも大切です。

所有への執着を手放すことで、【他人との比較によるストレスから解放され自己評価が向上する】と、心理学や禅を説いた本にはそのようなことが書かれていました。

モノに対する感謝の気持ちを持ち、所有することの意味を見つめ直すと、より自分を大切にする暮らし方の実現につながると思います。

みのり

断捨離と感謝の気持ちを組み合わせることで、あなたにとって本当に大切なものを見つけられたらこの上なくハッピーな気持ちになれそう…。

まとめ

いかがでしたか?

ストレスフルな生活から抜け出すためには、モノとの上手な付き合い方を見直すことが大切です。

要点をまとめると

  • モノの所有だけでは心は満たされない。

→所有欲と自信の関係を理解し、モノに依存しない考え方を取り入れることで、自己肯定感を高めることができます。

  • ミニマリズムの実践は、多くのメリットをもたらす。

→余分なモノを断捨離することで、心身に与える負担が軽減され、自己肯定感が向上します。また、買い物に工夫をこらすことで、無駄な出費を減らし、経済的な余裕も生まれます。

ということですが、参考になりましたか?

モノにしばられず感謝の気持ちを持つことが自由で幸せな人生を築く鍵となる、そんな気がします。

この機会に、モノを少なくすると同時に、自分の内面と向き合い自信を持つとはどんなことかを考えてみてはどうでしょうか?