【読書は何が楽しいの?】読書で人生が変わる!?読書の意外な効果とは…?

『読書の何が楽しいのかわからない』というネットへの書き込みがありました。

読書にはある程度の時間がかかります。

『早さこそ正義』と結果を早く求める人においては、『何だかじっくりと向き合うなければいけない感じが苦手…』と読書を避けているのかもしれません。

読書好きな私からすると、なんとももったいなく感じます。

しかし読書の習慣がない人の理由は、ただ単に本が嫌いというわけでもなさそうです。

例えば

  • 読書で楽しさを得られる?
  • 読書を始めるためのきっかけがほしい
  • 読書を習慣化したいけど続かない…

と、『読書はいい』『本は読んだ方がいい』と聞くものの、行動に移す気になれない人も多いのかもしれません。

しかし、自分に合った読書スタイルをつくり、読書を習慣化することで計り知れないほどのメリットが得られるのです。

この記事では、読書の魅力を知り、読書を始めるきっかけ作り、また続けるためのヒントをお伝えします。

はじめに: あなたがイメージする読書とは?「楽しい」と感じますか?

「読書の何が楽しいの?」そう思う人は、読書から得られるメリットを知らないからではないのかな?と思います。


【読書=本を読む行為】というのはそれなりに時間がかかります。

その『時間をかけて結果に到達する』というある種、根気強く向き合わなければいけない行為に

面倒くさい…なんでそんな楽しくないことを時間かけてやらなきゃいけないの?

と感じていると本を手に取ることすらしませんね。

例えば、知りたいことがあった時、今はネットで検索すれば大抵の事はすぐにわかります。するとわざわざ本で調べるというやり方を選ぼうとは思わなくなりますよね。

『わからないことをネットを利用して調べる』それもひとつの方法で、やり方が間違っているわけではありません。

ただ読書から得られるメリットというのは『わからないことを調べる』だけではないのです。

読書には【読むという行為】を通じて、さまざまなことをより深く理解できる面があります。何でも早く結論に到達したいというのは【自分で考えることを省略する行為】に近いような気がします。

読書の楽しさとは?

では読書の楽しさとは一体どういったものなのでしょうか?

一言で言い表すとしたら本を読めばわかります(笑)なのですが、それではよくわかりませんよね。

私が感じたことを例にあげるなら

  • 『こんな考え方もあるんだ…』と目から鱗が落ちる感覚を味わえる
  • 自分にはなかった選択肢が増えた

など、読書を通じて得たヒントを毎日の生活に取り入れたみたら少しづつ変化が起こりはじめました。そんなちょっとしたことの変化を体験できることに楽しさを感じます。

読書で得られる5つのメリット

では具体的に読書で得られるメリットとはどんなことが挙げられるのでしょう?

以下5つを説明していきます。

知識と教養を広げられる

知識と教養が広がる、そういうとなんだか難しそうなイメージを抱くかもしれませんが、決してそんなことはありません。

知識は「生活の知恵のような豆知識」、教養は「少し頭がよくなった感じ

この程度に受け止めて考えてみればハードルも低そうな気がしませんか?

頭を抱えてしまうような本を読んで頭の中が?マークだらけになってしまうのでは読書の意味がありません。

初めはおばあちゃんの知恵袋的な日常的に役立つ情報だったとしても(勿論それでも十分に価値はあります!)読書を続けていくことで、選ぶ本や内容の幅が広がり、自然と知識と教養も広がっていくことでしょう。

想像力と創造力を豊かにできる

考える力と創り出す力。ここが豊かになると生き方が楽になると思います。

私の場合、何か悩み事を抱えた時に本から答えを探すということをしてきました。

そんなことを繰り返してきた結果、悩んだり、迷ったりが段々と少なくなってきて、自分なりに考えをまとめられるようになりました。

(このブログのタイトルも【本は先生】ですから笑)

ストレス解消やリラックス効果が期待できる

あまり気がたっているときの読書はおススメしませんが、エッセイなどでは思わず「ぷっ」と吹き出してしまう本もあるので、ストレス解消やリラックス効果を期待したい場合は笑える内容の本を選んでみるといいと思います。

少し前に読んだ本ですが、佐藤愛子さんの著書『九十歳、何がめでたい』は面白かったです。

詐欺に巻き込まれても独自のユニークな発想で「何のことはない」と受け流すくだりは笑えたり、感心したり、と肩の力を抜く生き方ってこんな感じ?と思えた一冊でした。オーディブルで耳読もできるのでおススメです。

共感力やコミュニケーション能力を高められる

読書をしていると思わず「そうよねぇ…」と著者の考え方に共感するときがあります。

また、色々な考え方に触れることによって、自分とは対比にある人や出来事に対して理解を示せるようになってきます

ひとの数だけ違いがあって当たり前なんだな、と違和感なく思えるようになると、自ずと共感力やコミュニケーション能力も育っていく、そう感じます。

集中力や記憶力が向上する

選んだ本の内容が面白かったり、元々興味のある内容の本だった、という場合は読みたい気持ちが強くなるので『ここで止めたくない』と思ってしまいます。(こういった本は私の中ではアタリ本です↑)

すると、必然的に集中力が高まりますし、関心が向いている状態なので記憶力も向上するという大きなメリットが得られます。

楽しい上に集中力や記憶力が向上するなんて….。

読書サイコー♪

読書で出会える新しい自分

私ってこういうタイプの人間なんだよね~と思っていても、読書に影響を受け、意外にも!?新しい自分に出会えるときがあります。

自分の中にあった固定観念が読書によって変化して、新たな一面を発見できたら人生の幅も広がる…そんな気がしませんか?

では読書で出会える新しい自分とは一体…なんぞや!?

読書で自分自身の価値観や考え方が変化する

成長と共に、自分の思考の癖や価値観はある程度決まってくると思います。

すると悩みや困った問題を抱えたときに、思いつく解決策や対処法は今までと同じようなことが頭に浮かぶ、といったパターンになりがちです。

今までのやり方で解決するのであればそれでもいいのでしょうが、それでは難しいかも?と思うような場面に読書が威力を発揮してくれることがあるかもしれません。

読書によって自分では思いもしなかった考え方に触れ、行動の幅が広がると自分で答えを出せるようになってきます

読書には自分自身の価値観や考え方を変化させる、そんな力があるのです。

読書で新たな興味や関心を見つけられる

読書で新たな興味や関心を見つけられるというのは、それだけ楽しいことが増えるともいえます。

なんとなく気になっていた、それくらいであっても深く知ることで興味が湧いてくればもっと知りたい!と自然に思うようになってきませんか?

その気になっていた小さなことが、思いがけず自分にとってメリットがあった!となればますます知りたくなるはずです。

楽しいことが増えて、自然と知識が蓄えられていく読書

最強です。

読書で自分自身をより深く理解できる

自分のことは自分が一番よく知っている。多くの人はそう思うかもしれませんが、時として自分の言動や行動で悩んだ時はありませんでしたか?

「伝え方が悪かったのかな?なんか真意が伝わっていない気がする…」

「自分が思っている自分と他人から見られている自分にギャップを感じる時がある…。本当の自分って…何!?」

読書は時間がかかる作業です。

ただ文章を読むだけでなく、しっかりと本と向き合うことで、じっくりと考えられる癖が徐々に身に着いてきます。

自分を見つめる機会を得られれば、自分自身をより深く理解できて自分の気持ちや意見を他者にわかりやすく伝えていけるのではないでしょうか。

読書を習慣化するためのヒント5つ

「読書のメリットもわかったし、自分の新しい一面も発見できるのね…。読書って結構よさそうな気もするけど、それを習慣化するってなると…どうなの??」と習慣化できるのか、そこが怪しい…と感じた方もいそうですね(笑)。

習慣化は、慣れてしまえば頭で考えなくても勝手に行動できるので本当に楽です。

ただそうなるまでが…と悩む人も多そうです。

以下5つに分けて解説していきます。

自分に合った本を見つける

まずは、何でもいいので自分に合った本を見つけることから始めてみましょう。

理由はなんでもいいんです!

  • 本が薄くて短時間で済みそう
  • 文字が大きめで読みやすい
  • 図解があって見やすい

みのり

「何かよさそう」そんな軽い気持ちで本を選んでみてください。

好きなジャンルやテーマの本を選ぶ

好きなジャンルやテーマの本だと楽しめるので、ここを読書の入り口にすると習慣化もしやすいかと思います。自分の趣味、嗜好と合うもの、話題の本、タイトルが気になる、など同じジャンルのものでも著者の文体、本の構成に違いがあるので選ぶ時点でも楽しいかな?と思います。

書評やレビューなどを参考に選ぶ

どんな本が自分に向いているのかよくわからないなど、本選びに迷った場合は書評やレビューなどを参考にするといいでしょう。

レビューを載せている方は比較的本好きな方が多いので本の内容や読みやすさなど、細かく書いてくれている場合もあります。

みのり

自己啓発本などはとても種類が多く、似たような内容のものもあるので選ぶ際の参考になります。

図書館や書店で実際に手に取って選ぶ

本を選ぶときの一番いい方法は図書館や書店で実際に手に取って選ぶ。これに尽きると思います。

やはり読書をする本人が実際に手に取って本を見てみると、全てに目を通さなくても『読めそうだからコレにしよう』と感覚的に判断ができると思います。

不思議なもので本のタイトルは同じなのに表紙のカバーが変わっていたことで手に取って購入した本というのもありました。

表紙のイメージというのも大事なんですね。

本の内容は、目次を見れば大体見当はつきます。でも、文章の読みやすさなどは実際に読んでみないとわかりません。(文体や言い回しが読みやすいか?好きか嫌いか?など、自分の好みってあるものですよ。)

パラパラとページをめくって少し読んでみてください。

毎日少しずつでも読書時間を確保する

人によって生活スタイルが違うように、読書に向いている時間も人それぞれです。

  • 朝起きてすぐに10分読む→早起きが得意な人におススメです
  • 寝る前に15分読む→睡眠導入剤になります(但し読書としてはあまりはかどらないかも…笑)
  • 通勤・通学時間に30分読む→わざわざ時間を取らなくても移動時間と平行して行えるので時間がない人向け

など、まずは隙間時間を利用して毎日少しずつでも読書時間を確保していきましょう。

読書があなたの人生を変える

読書があなたの人生を変える、というと「そんなバカな(笑)」と思う人もいるかもしれません。

しかし、「人」に影響を受けたり、「大病を患ったりして人生観が変わった!」という人がいるのと同じで少なからず読書で受ける影響というのはあるはずです。

勿論一冊の本で劇的人生変わりました!!!!という方はごくごく少数かもしれませんが、(逆にそれはちょっと怖いかも!?)読書を重ねることで気が付いたら「…あれ?、そう言われてみれば」と思う可能性もゼロではないのです。

読書であなたの人生が変わるかもしれない、そのことについてお話ししていきます。

読書で得られる教養と知識

さて、読書で得られる教養と知識と聞くと何だか堅苦しささえ感じてしまいそうですが、読書を通じて意識をしなくても自然と学べるので、勝手に??教養が身に付き、知識も増える、となっていくのです。

歴史や文化に関する知識を深められる

歴史や文化を知る。興味のない人にとっては「それは意味のあることなのかな?」と感じるかもしれません。

かくいう私も、興味がないというわけではなくても今のところその手の本は特に選んだりはしません。(他に興味を引く読みたい本があるのでそこまで手が回らない…とでも言っておきましょうか笑)

しかし、『人に歴史あり』ではありませんが、多くの人々が辿ってきた人生の背景にある歴史や文化を知ればそこから学べることは必ずあるはずだと感じています。

時代背景に理解を深め、なぜ今自分たちがこのような生活を送れて(送って)いるのかがわかるかもしれません。先人たちの暮らしはどうだったのか?それが今の私たちの暮らしにどうつながったのか?そう思うと歴史や文化を知る価値は大いに意味があると思います。

科学や技術に関する知識を学べる

自分が何かを創り上げたい、そんな風に考えたときは、過去に行われたさまざまな事例を参考にするために本から科学や技術を学べると思います。

無から有を生みすのは非常に困難が伴うことでしょう。

そんなときに思いもよらないヒントを読書からもらえるかもしれません。

みのり

こうしたコツコツとした積み上げによって、科学や技術が進歩してきたんだろうなぁ…と思うと、発明者の努力に対して感慨深い思いになります。

経済や社会に関する知識を得られた

経済や社会に関するニュースは多くの媒体で知れますが、深く読み解く場合にはやはり読書でじっくりと向き合うのも大切だと感じます。

ニュース番組や新聞で報道されていることは、正確性も大切にしていますが『早さ』に重きを置いていると思います。

いち早く多くの方々に情報を届けないと…届けたい!との思いで時間などの制約があると、深さまでは言及できないのも事実としてあると思います。

批判をするつもりはありませんが、後になってからその内容が真実から離れたものだったというケースがあることも否めません。

やはり、大切なことは表面だけをサラッと撫でるのではなく『深く知る』ことも必要だと感じます。経済や社会が今どうなっているのか?をしるのは、自分の生活に影響を及ぼす(与える)ことと無関係ではないと思うのです。

読書で磨かれる思考力

読書は能動的な行動なので、考えるという結構【頭を使う作業時間を多く占めている】といえるのでは?と思います。

例えば

論理的に考える力が身につく→本の内容に沿って一緒に考えながら読み進めていくと「ああ、だから○○がこういう結果になるのか」などスッと腑に落ちる感覚を体感できるときがあります。

思考の幅が広がる→本に書かれている内容を深く掘り下げてみたり、自分にはない考え方を知り、著者の思考に触れて物の見方の変化を感じられようになります。

読書の継続により、物事を論理的に考える力が備わり思考の幅が広がっていって、徐々に自分で考える力が身についてくると思います。

読書で豊かな感性を育む

美意識を高められるようになる→例えば、美容について書かれた本から得た情報で自分磨きをすると、姿と共に心にも変化が表れます。すると立ち振る舞いが変わってくることも…。

共感力や想像力を豊かにすることができる→自身はどう考えるのか?どう感じるのか?など頭で考えるだけではなく、心で感じる体験を重ねていくことで、少しづつ共感力や想像力が豊かなものへと変化していくはずです。

感情を豊かに表現できるようになる→日本語には日常会話では使わないような言い回しも含めるとたくさんの表現方法があります。

例え普段使わなくても、知っているだけでその言いまわしを耳にしたり、目にしたときにふわっと想像ができるようになっていきます。

例えば、「そこはかとなく」や「よしなに」など、日本語独特の言い回しって素敵だと思いませんか?

【まとめ】 読書はあなたの人生をサポートする賢いツールのひとつです

いかがでしたか?

今回の記事では、読書の魅力、読書を始めるきっかけ作り、読書を続けるためのヒントについて解説をしました。

要点をまとめると以下の通り

  • 読書で楽しさを得るには?→本の内容を実践して自分の生活に役立つことの実感を得る
  • 読書を始めるためのきっかけ作り→まずは自分の興味に近い本を選んでみる
  • 読書の習慣化と継続のために→毎日15分、読みやすい本を選ぶなど、習慣化のための条件を低く設定する

一冊の本が出来上がるまでに、(本の種類によっては)多くの人たちが携わり、資料や文献を調べ、校正、装丁など、さまざまな工程を経ているはずです。

その結集で出来上がった本を手に取って読んでみるのは、やはりそれなりの価値があると思うのです。

読書の理由は何でも結構♪楽しむでも、知識を増やすでも、何でもいいのです。

読書の積み重ねにより、後々『本から享受できたことはたくさんあった…』と気づくはずです。

是非とも楽しい読書ライフを!